大切な愛車にボディカバーをかけている方へ
これから台風シーズンの到来ですね。台風通過後、気になって車を確認に行ったら
「カバーが捲れ上がっていた・・・。」
なんて経験ありませんか?
これ絶対バタつき事後やんけ
もうカバーはやめよう・・・
いや、待ってください。
この記事を読めば対策できますから一度試してみてください。
【原因】カバーライトはなぜ捲れ上がる?
なぜカバーライトが捲れ上がってしまうのでしょうか。原因は2つ考えられます。
【原因1】フロントノーズが短すぎる
一つ目の原因として
スポーツカーはフロントノーズが短いため「ボディカバーを付けるのに適していない」ことです。
- ストラップ位置が全体的に隅に行きやすい
- ストラップを等間隔に配置することが出来ない
ことが原因でバタつきやすくなってしまいます。前後重量バランス50:50を実現するための設計ですがボディカバー装着には適しません。
【原因2】ボディカバーのストラップの位置が悪い
前述のフロントノーズが短いのに加えて、ストラップが3カ所だと強風に耐えきれません。
強風により
- ボディカバーがパラシュートのように膨らみ、ボディカバーに浮力が生じてしまう
- ストラップがホイールアーチに沿って摺り上がってしまう(下記写真を参照)
このとき、ストラップを留める縫い目(上記画像の赤丸部分)の負担は相当なものでしょう。
最終的には縫い目がボディカバーから破れてしまうことが予想できます。
【対策】強風でボディカバーが摺り上がるのを防ぐ方法
では、対策方法はないのでしょうか。
様々な対策方法がありますが、最適な方法は「ロープで縛る」だと思います。
【対策】ボディーをロープで縛る
ロープで縛る箇所は、フロントとリア(上記画像の赤線)です。この2箇所を留めておくことで
- ボディカバーがパラシュートのように膨らむ
のを防ぐ効果があります。
ロープの選び方
使用するロープはホームセンターで探しても良いですし通販で購入しても良いです。通販で購入するなら下記のロープなんかが適しているでしょう。(¥564)
また下記のようなボディカバー専用の強風対策商品も存在しますが、僕はおすすめしません。金属製の金具をホイールスポークに引っ掛けるようですが、絶対に傷つきますよね?(¥1,199)
話を戻しまして、ロープは
- 耐候性能:○
- 耐水性能:○
- 3.5m以上
- S2000の場合:フロント3m、リア3.5mあれば余裕
- 太さは太めが良い(直径1cm程度)
を満たせば何でも良いです。
太めのロープをおすすめする理由は、ボディー表面と接する表面積を増やしてボディ表面への負担(細かな傷が付く)を減らすためです。
ロープの縛り方
ロープの縛り方を説明します。
- 「左ホイール⇒ボンネット⇒右ホイール」を縛り、ボディカバーが膨らむのを防ぎます。
上記はフロントの場合です。リアの場合は
- 「左ホイール⇒トランクと幌の境目付近⇒右ホイール」を縛ります。
どちらも最短距離でロープを縛るように心掛けて下さい。
まず片側のホイールスポークに玉結びし、
ロープを張った状態でボンネットを経由します。
反対側のホイールスポークを通し、張り具合を調整します。張り具合は
- ボディカバーが膨らまない程度の張り具合
- キツく張りすぎるとボディに傷がつきそうなので適度に。
を心掛けましょう。
反対側のホイールで、玉結びして完成です。ここまでの作業時間が1分くらいです。フロント・リアを合わせても2分あれば完了する作業ですので皆さんも試してみてくださいね。
【対策】ボディカバーバンドを使う【おすすめしない】
続いて、ボディカバーバンドという商品の紹介です。(¥1,221)
こちらの商品は、
- ボディカバー専用の強風対策バンド
です。ただしバンドが伸縮性のあるゴム製品のため、
- 強風時にも伸縮してしまいバンドの意味を成さないのでは?
- ゴムの劣化が早いのでは?
という疑問があります。劣化の原因となる外的要因も「直射日光」「雨雪」「寒暖差」など数多く考えられます。耐候性・耐水性のあるロープに対して、ゴム製バンドでは心許ないです。総合的に判断して
ロープの方が優秀であると僕は判断します。
まとめ:ボディカバーの強風対策はロープで縛るのが最適
では、まとめさせていただきます。
ボディカバーの強風対策は、ボディ上面をロープで縛ることにより
- ボディカバーがパラシュートのように膨らむのを防ぐ
のが最適です。その他の商品も存在しますが、下記の理由でおすすめできません。
- 金具付きのバンド
- 金具を引っ掛けるホイールに傷が付く可能性が高い
- ボディカバー専用のゴム製バンド
- 強風時にバンドが伸縮する可能性が高い
- ゴムの劣化が早い
愛車にかけたボディカバーが台風などから守られると良いです。
それではまた!
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