車のプラモデルをガチ製作するために必要な道具を紹介

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男にとって「一番好きな車」って特別。

そんな車のプラモデル…。

死ぬまでに一度は本気の完成度で製作して保存しておきたいな…。と思いませんか?新居に大切にディスプレイするも良し。劣化を防ぐため冷暗所に保管し見たい時だけ取り出すも良し。楽しみ方は人それぞれ。

精巧に製作されたプラモデルは、数万円するダイキャストモデルよりもリアルに完成します。また市販品とは違い、個体差による憂いもありません。自分で組み上げますから気になるところは最初に全て修正できます。製作期間は3か月ほどかかりますが、その道のりも楽しいものになります(^^)

プラモデルを精巧に製作するには技術よりも大切なものがあります。それは「道具」。何よりも道具を良いものを揃えると美しく完成します。

今日はおすすめの道具を紹介しますね。※すべての道具にAmazon購入リンクを載せますので簡単に購入出来ます。ぜひご活用ください><

  1. 筆者のプラモデルの腕前を紹介
  2. プラモデル製作に必要な道具
    1. 下地処理
      1. 下地処理やすりは番手の種類が多いほど効率的
      2. デザインナイフはオルファ1択
      3. ニッパーやペンチは必要だが高価でなくて良い
      4. 筋彫りは完成に大きく影響する
      5. ピンバイスがあればディテールアップができる
    2. 塗装
      1. 使い捨てビニール手袋があると便利
      2. 絶対必要なのがマスキングテープ!
      3. 塗装棒や乾燥台がないと非常に不便
      4. タミヤカラーの缶スプレー(ラッカー)
      5. 筆塗りでタミヤ瓶カラー(エナメル)を使う
      6. 塗装皿や使い捨てプラパレット
      7. 攪拌玉があると手間が省ける
    3. デカール貼り
      1. 研ぎ出しするなら、マークセッター・ソフターは必須か
      2. ピンセットはそれなりのものを用意すればOK
      3. 古いキットならリキッドデカールフィルムが必須!
      4. 高品質なタミヤ製カーボンデカール
      5. ハセガワの曲面追従カーボンフィニッシュやミラーフィニッシュは優秀すぎる
    4. 研ぎ出し
      1. タミヤコンパウンド3種(粗目、細目、仕上げ目)
      2. コスパ最強!神ヤス!#2000~#10000
      3. ハセガワ セラミックコンパウンドで最終仕上げ
    5. 接着
      1. タミヤセメント
      2. エポキシ接着剤
      3. 流し込み接着剤
    6. ディテールアップ方法
      1. タイヤレターテンプレートを使用
      2. キャッチピン・トグルスイッチの再現
      3. シートベルトの再現
      4. リベットの再現
      5. パイピングの再現
      6. LEDでヘッドライト再現
      7. ネオジウム磁石で取り外し可能を実現
      8. 金属線でアンテナを再現
    7. 鑑賞
      1. プラモデル用ワックス
      2. ディスプレイケース、クリーニングブラシ
      3. 台座固定用のネジ
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筆者のプラモデルの腕前を紹介

偉そうに語っていますが、お前の腕前はどんなもんなんだ?とお思いの方も多いはず。

この記事を書く直前に完成した「1999年 JGTC ペンズオイルニスモGTR」を紹介します。この車は僕が車好きになるきっかけを作った、正真正銘の好きな車No.1です。

  • 製作期間は3か月
  • タミヤ缶スプレー塗装

ここからは自慢になりますが

この作品は鈴鹿市役所のプラモデル展示企画「プラモサーキット第2部」にも選考され、展示されることになりました。その程度の腕前のわたくしが解説していきますよー!(鼻が高いです^^)

プラモデル製作に必要な道具

ではここからはプラモデルに必要な道具を紹介していきます。代表的なホビーツールのメーカーには

  • タミヤ
  • クレオス
  • ウェーブ
  • ハセガワ

等々、参入していますが、1つ言えることは「タミヤ製品のクオリティは半端なく良くコスパが良い。迷ったらタミヤを買っとけば間違いない」です。

僕も迷ったらタミヤを買いますね。タミヤ品を買うと「この道具があると、この作業はこんなに美しく仕上がるのかぁ!」と感心してしまいます。心の底から信頼できるメーカーです。

下に書いたような工程別におすすめのホビーツールを紹介します。全て自信をもっておすすめできる商品です。

  • 下地処理(紙やすり、筋彫り)
  • 塗装(缶スプレー)
  • デカール貼り(デカール糊、ソフター)
  • 研ぎ出し(コンパウンド)
  • 接着(接着剤)
  • 小物類(エッチングパーツ、針金等)

下地処理

下地処理やすりは番手の種類が多いほど効率的

下地処理は値段をかけず安く行こうと思えば安く行ける工程です。時間をかけてじっくりやれば仕上がりにも差が出ません。

ただし安く済ませるということは、ペーパーの番手に開きが出るため結果的に時間がかかるということを意味します。丁寧にやれば時間がかかるだけですが、焦るあまり次の番手に進めば完成した時に線傷が残ってしまいます。注意しましょう。

安さ重視なら

安さ重視でしたらシャークペーパーです。#400~#2000まであり大きなペーパーですのでコスパも良いです。

  • https://amzn.to/3avC4Pj シャークペーパー 耐水ペーパー大判12枚セット (#400#1000#1500#2000 各3枚)

時短重視・クオリティ重視なら

お金をかけるなら「神ヤス!」一択でしょう。値段が結構しますしスポンジも小さいので勿体ないという意見もありますが、これ一生使えるのではないかという程、耐久力があります。累計で車3台作ってきましたが、まだ3cm四方のスポンジを最初から使い続けていますので相当長持ちしますよ。

番手ごとに切り取り、細かな作業用には更に小さなスポンジを作ると便利です。裏面のやすり部分は角を落として傷防止します。また水研ぎでしか使わず目詰まりを防止すると長持ちします。

  • https://amzn.to/3jfF3PS ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! 5mm厚 3種類セットA [#120/#240/#400] GH-KS5-A3A
  • https://amzn.to/2MX9aQc ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! 5mm厚 3種類セットB [#600/#800/#1000] GH-KS5-A3B

デザインナイフはオルファ1択

デザインナイフは必ず必要です。オルファのアートナイフ以外はあまり見かけませんね。モデラーは全員これではないでしょうか?

ニッパーやペンチは必要だが高価でなくて良い

ニッパーはどれがよいか正直分かりません。ホームセンターの安いものでも十分かと思います。ランナーからパーツを切り離す際、高価なニッパーを使っても結局バリが残りますからね。

とんでもなく高価なニッパーを買う必要はないというのが僕の意見。パーツの形状によっては刃先が入らないことがありますので刃先がスリムなニッパーがおすすめです。

またピンセットペンチもあると非常に便利です。接着してしまったけど外したい場合など…本当はあってはいけないことだけど失敗はありますよね。だって人間ですもの。そんなときにはペンチで引き抜けば周りを傷つけることなく簡単に外れることが多いです(たまに失敗するけどね)。

  • https://amzn.to/3rJR5UP タミヤ クラフトツールシリーズ No.146 ピンセットペンチ2 プラモデル用工具 74146

筋彫りは完成に大きく影響する

筋彫り。とても奥が深いです。

ボンネットやドアの隙間がありますが、そのまま塗装をすると筋が塗料で埋もれてしまい腫れぼったい仕上がりになります。最初に深めに筋彫りすることで隙間の陰影がリアルに仕上がります。

塗装を何重にもしてあるがトランク開口部の筋がくっきりしている

僕は墨入れはしない派ですが、墨入れする方なら尚更、下地処理時に筋彫りは必須でしょう。おすすめはクレオスから発売されている「ラインジゼル」持ちやすい形状で水平が出しやすいです。替刃も売っています。通常ボンネットやドアは0.2mmや0.3mmで筋彫り、ドアノブ等の細かな場所は0.15mm等で筋彫りすることが多いです。

持ち手部分付きのセットは刃先0.3mmしか販売されていませんので、下記2つを揃えるとバランスがよいです。

ピンバイスがあればディテールアップができる

ディテールにこだわるならピンバイスは必須です。エンジンキルスイッチ、アンテナ、リベット、パイピングケーブルなど多用途に対応可能な0.5mmを持っていれば困ることはありません。

また土台と車を固定用に、3mm程度のピンバイスも必要になります。よく使用するのは1.5mm 3.0mmのピンバイスです。

ピンバイス

  • https://amzn.to/39JyG44 タミヤ クラフトツールシリーズ No.112 精密ピンバイス D-R (0.1-3.2mm) 74112

替刃

  • https://amzn.to/3oMVTqg タミヤ クラフトツールシリーズ No.83極細ドリル刃 0.5mm プラモデル用工具 74083
  • https://amzn.to/39HVelU タミヤ クラフトツールシリーズ No.49 ベーシックドリル刃セット 74049(1.5mm~3.0mm)

細いの専用のピンバイスなら0.1mm~1.0mm専用で安価でこういうのも出ています。

  • https://amzn.to/3riehJs タミヤ クラフトツールシリーズ No.51 精密ピンバイス S プラモデル用工具 74051(0.1-1.0mm)

塗装

下地が終われば次は塗装です。

使い捨てビニール手袋があると便利

缶スプレーで塗装する際、必ず自分の左手に塗料が飛んでしまいます。それもショッキングな色が飛んでしまうと、明日の仕事どうしよう・・・とか憂いもあるわけで。そういうときには使い捨てビニール手袋をつけて塗装すればいいわけです。

1枚で塗装10回くらいは使い回しますので、100枚入りを買えば半永久的に使えますよね。着脱がしやすい大きめサイズでとにかく安いものがおすすめです。

絶対必要なのがマスキングテープ!

塗装ではマスキングが必須になります。窓枠やカラーリングの塗り分け、研磨する際の塗装面の保護など様々な使用用途があります。粘着力が適度で使いやすく、粘着糊が残りづらいタミヤ製品が僕は好きです。

塗装棒や乾燥台がないと非常に不便

また塗装は乾燥させるときに埃が付かないような場所に放置するのですが、これを準備するのがかなり大変なんですよね。

  • 塗装棒
  • 乾燥台(Mr.トラの手ステーション)

があると非常に便利だったりします。発泡スチロールに割り箸を挿すでもよいですが僕は面倒で買ってしまいました。発泡スチロールは穴が広がりグラつくようになってしまいましたので捨てました。Mr.ネコの手ステーションは、小さいサイズを複数持つのがよいと思います。塗装タイミングが朝と昼で分かれた場合に、大きなサイズのステーションに一緒に挿すと移動するたびに塗装済みのパーツに埃が付着しやすくなったり・・・。何かと不便が多かったという経験則から。

一応大きめサイズのリンクも

ここからは塗装のためのスプレーの話です。

エアブラシは必要か?

僕はエアブラシは断念しました。まずメリット「塗装が美しく仕上がる」は素晴らしいことですがその割にデメリットが多いなと感じたためです。

  • コンプレッサーが必要
  • ノズル径の設定等、奥が深い(すぎる)
  • 塗装の都度、ラッカーうすめ液で洗浄が必要

お金と場所が無限大にあるわけではないので缶スプレー塗装でも十分です。缶スプレーでもクオリティの高い塗装が可能ですので卑下することはありません。

タミヤカラーの缶スプレー(ラッカー)

缶スプレーのおすすめはタミヤ缶です。他メーカーのものは液ダマが出来やすい印象です。細かい粒子とは別に、大粒の液ダマが塗装面へ吹き出してしまうんですよね。

では、タミヤ缶でもどんな色を揃えればいいのか分からない!という方のために。説明書に書いてあるカラーではなく、よく使うカラーをあらかじめ持っていたほうが便利だったりします。

そのあたり解説していきましょう。

車1台に、各色何本くらい使うのか?僕はこんな感じですね ※シルバーの下地には必ず黒を吹きます。また艶を調整するためにフラットクリアを吹きますのでこんな数量になってしまいます。

あとはラッカー薄め液

またミラー等で鏡感を出したかったり、ブレーキディスク等で金属感を出したい場合はこちらを使用しています。

筆塗りでタミヤ瓶カラー(エナメル)を使う

細かな箇所や少量の使用箇所は、筆で塗るのが楽です。筆は「普通の筆」と 「めっちゃくっちゃほっそい筆」の2本があれば十分かと。

またブレーキランプやウィンカーのためにクリアレッドやクリアオレンジ、タッチアップ用の黒や艶消し黒、シルバーやガンメタ、消化器やキルスイッチ等で使う赤が最低限必要です。

またスプレーと筆塗りで成分を分けると便利です。モデラーがよくやるのがスプレー缶はラッカーで、筆塗りはエナメルを使いますね。

エナメル溶剤でラッカーは溶けないので修正やタッチアップが便利なんですよ。

塗装皿や使い捨てプラパレット

塗料皿がないと筆塗ができませんので準備が必要です。敢えて購入する必要はなく100均で調達しても良いですしコピー用紙の上で筆を整えて筆塗しても良いのではないでしょうか。

別に無くてもなんとでもなりますが、念のためリンクを載せておきます。スポイトなんかがあると便利かもしれませんね。

洗うのが面倒なら、使い捨てパレットもタミヤから発売されています。僕個人的にはこっち派。

攪拌玉があると手間が省ける

また瓶の場合、攪拌するのが難しいので、攪拌玉を購入し瓶に入れると便利になります。

デカール貼り

塗装が終わればデカール貼りです。テンションが上がる場面ですよね。

デカールの貼り付けはレーシングカーを作成しているなら命とも言える部分ですね。少しでも失敗があると完成度に大きく影響しますしモチベーションにも影響します。

研ぎ出しするなら、マークセッター・ソフターは必須か

僕はどのデカールにもマークセッター(もしくはデカール糊にマークソフターを少し混ぜる)を塗ります。理由はラッカークリアを吹いた時にひび割れるのを防ぐためです。ひび割れは目立ちますしリカバリが非常に大変です・・・。

しっかり密着させるためマークソフターで溶かしつつマークセッターの糊で密着させましょう。

おすすめはクレオスの2つ。これを使ってる人が一番多いと思います。

僕はマークセッターが手に入りませんでしたのでタミヤのデカールのりを使用しています。貼り付ける際は、必ず「マークソフター」も混ぜるようにしています。

ピンセットはそれなりのものを用意すればOK

ピンセットなんて正直どれでもいいです。それなりのものを買いましょう。

  • https://amzn.to/36X1u7u タミヤ クラフトツールシリーズ No.04 ストレートピンセット プラモデル用工具 74004

ただ100均の先端がズレているピンセット、あれだけはやめたほうが良いです。それだけ。

古いキットならリキッドデカールフィルムが必須!

古いキットのデカールは水に入れた瞬間にバラバラになることがあります。

その予防のためリキッドデカールフィルムが必須です。乾くと透明なデカール(のようなもの)になるという優れた液体です。筆でデカールの上に塗りたくればデカールの厚みが増え、バラバラになりません。マークソフターで柔らかくもなりますし、耐久性ばっちりです。

高品質なタミヤ製カーボンデカール

続いてカーボンデカール。お金に余裕のある方は使った方が良いでしょう。

キット付属のものよりこちらの方が好きです。多くの1/24レーシングカーなら極細の綾織カーボンですね。大判デカールのためコスパが良いです。

このデカールはとても伸び縮みが良く、マークソフターを塗って局面に追従させることが可能です。是非使ってみてください。

  • https://amzn.to/3oHNgxf タミヤ ディティールアップパーツシリーズ No.82 カーボンスライドマーク 綾織り・極細 12682

ハセガワの曲面追従カーボンフィニッシュやミラーフィニッシュは優秀すぎる

さらにお金に余裕がある方は、ハセガワのカーボンフィニッシュやミラーフィニッシュを使用した方がクオリティが上がります。特にミラーフィニッシュは塗装よりも、よりしっかりと素材の違いをアピールすることが出来ますので、使ってあると「あ、この作品は力が入ってるな」と見てしまいます。

塗装とミラーフィニッシュを比較すると、どんなに上手く塗装してもミラーフィニッシュを超えるとは考えづらいですね。

研ぎ出し

塗装、デカールの貼り付け後はいよいよ研ぎ出し作業に入ります。研ぎ出しに必要なのは#2000~#15000程度のコンパウンドです。

僕がおすすめしたいのは

  • タミヤコンパウンドの粗目~仕上げ目、もしくは 神ヤス! #2000~#10000セット
  • ハセガワのセラミックコンパウンド

タミヤコンパウンド3種(粗目、細目、仕上げ目)

個人的な感覚ではありますが、タミヤコンパウンドの粗さは番手で表すと、粗目:#4000、細目:#7000、仕上げ目:#10000くらいかなと思います。そしてハセガワのセラミックコンパウンドはそれ以上の番手であり最終仕上げに使うのが一般的です。

周りのプラモデラー達も、タミヤコンパウンドの粗目⇒細目⇒仕上げ目⇒セラミックコンパウンドを使っている方が一番多いと思います。

タミヤコンパウンドを購入するならクロスも一緒に買うと便利ですよ。

コスパ最強!神ヤス!#2000~#10000

一方で、神ヤス!もおすすめしたいです。非常にコスパが良くタミヤコンパウンドの代わりを十分果たすことが出来ます。神ヤス#2000⇒#4000⇒#6000⇒#8000⇒10000⇒ハセガワセラミックコンパウンドと進めれば同じ艶を実現可能です。

タミヤコンパウンド3種と、神ヤス!#2000~#10000はどちらか買ってあれば問題ないと思っています。神ヤス!#10000って「10000番なんて聞いたことないけど!?」と思うかもしれませんが実際に使用してみると本当にツヤッツヤになりますよ。

実際に神ヤス#10000を使用直後の写真が残っていました。この時点で相当ツヤツヤで「セラミックコンパウンド」使う必要あるかなと迷ったのを覚えています。

僕個人的には、神ヤス!の方がコスパが良くて好きです。上に書いたタミヤコンパウンド3種の代わりを十分務めてくれると思いますよ。

神ヤス!#2000~#10000のセットはコスパ優秀
  • https://amzn.to/3jmXPov ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! 磨3mm厚 高番手5種類セット [#2000/#4000/#6000/#8000/#10000] GH-KS3-KB

ハセガワ セラミックコンパウンドで最終仕上げ

最終仕上げにセラミックコンパウンドを使用すると、一層艶が深まります。セラミック粒子は粒の大きさが整列していて非常に優秀だと何かに書いてあった気がします。

多分そうなんです。おまじないでもよいので使っておきましょう。

接着

ここまで完了すれば、いよいよパーツ同士の接着です。最初に接着剤について簡単に紹介します。

  • タミヤセメント・・・手軽君。数時間である程度硬化。3日程で完全硬化。完全硬化後は最も強度がある。ただし塗装を溶かす。プラ同士しか接着できない。※はみ出さない流し込みタイプや、速乾タイプもある。
  • エポキシ接着剤・・・超万能。5分程度で硬化。塗装を溶かさない。なかなかの強度がある。様々な材質を接着可能。ただし2液を混ぜて5分で硬化するため接着都度混ぜる必要があり手間がかかる。

大注意!!!

タミヤセメントは塗装を溶かします。プラ同士を溶かして同体化することで接着する仕組みですが、そこに溶けた塗料が入り込むと強度が落ちます。タミヤセメントは塗装前のプラスチックが裸の状態で塗るものだと思ってください。

つまり、塗装済みのパーツを接着する場合はエポキシ接着剤です。

ここまで言えば「じゃあエポキシ接着剤だけでよくね?」と思われるかもしれません。しかしエポキシ接着剤にも欠点が・・・。それは手間がかかる君なのです・・・。

  • 2液を混ぜる必要がある
  • 5分で硬化する

パーツを接着する度に2液を混ぜる必要があるということですね。強度や見栄えを気にしないような箇所には積極的に使ってもOKです。というわけで場面によって使い分けていくのが良いと思いますよ。僕個人的には通常のタミヤセメントと、エポキシ接着剤を1つずつ入手すると良いと思います。

タミヤセメント

エポキシ接着剤

タミヤでもウェーブでもどちらでも。

流し込み接着剤

毛細管現象を利用して隙間に流し込めるタミヤセメントもあります。とても面白い仕組なのでおすすめです。

ディテールアップ方法

ここからは、入手していると便利だったりディテールアップができる物を紹介します。どうせ作るならこのくらいは揃えてしまって本気のプラモデルを作りましょう!!

※ここにこだわりすぎるとお金がいくらあっても足りないので程々に…。

タイヤレターテンプレートを使用

タイヤレターというのが何かご存じでしょうか。通常はSuperGTやJGTCの車両にはタイヤレターが入っていますよね。タイヤ側面に白字で「BRIDGESTONE」「POTENZA」と入っているアレです。

https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/412/235/html/42.jpg.html

これって実物は塗装されているものじゃないですか。となればプラモデルでも塗装で再現してみよう。というときに必要なのがタイヤレターテンプレートです。

タイヤレターテンプレートで作ると、キット付属のデカールで作るよりも現実味が増しますし、手間もかかりません。非常におすすめのディテールアップです。

タイヤレターテンプレートで製作したプラモデル。リアル味が出るでしょう?

BRIDGESTONEのテンプレートは廃盤になるのが時間の問題ではないかと思います。持っていない方は急いで入手しましょう。2004年ZはAmazon在庫なし、2005NSXはAmazon在庫残り僅かといったところです。定価は1000円強ですが廃盤になると2000円くらいにはなりそうですね。

  • https://amzn.to/3rK7UPv タミヤ 1/24 ディテールアップパーツシリーズ No.02 Z GT仕様 2004 エッチングパーツセット プラモデル用パーツ 12602
  • https://amzn.to/3cWOLFA タミヤ 1/24 ディテールアップパーツシリーズ No.12 ARTA NSX 2005 エッチングパーツセット プラモデル用パーツ 12612

逆にDUNLOPのテンプレートはあまり人気がないのか(笑)在庫が残っている傾向に思います。

  • https://amzn.to/3p6vpjU タミヤ 1/24 ディテールアップパーツシリーズ No.10 EPSON NSX 2005 エッチングパーツセット プラモデル用パーツ 12610
  • https://amzn.to/3d5QwAi 1/24 DUNLOP & DENLOC タイヤ ペイント テンプレート セット (ノンブリッチ タイプ)

旧型のF1を作るならGoodyearのテンプレートも必要でしょうからリンク貼っておきます。

キャッチピン・トグルスイッチの再現

続いてはキャッチピン・トグルスイッチ等のエッチングパーツです。これらはキットではデカールで再現されていますね。デカールですと平面ですので奥行きが表現されません。その点エッチングパーツを使用してキャッチピンを再現すると奥行きが出てディテールアップできます。

キャッチピンについては車両によって形状が異なりますので、資料などを見てキャッチピンセットを購入すると良いでしょう。

様々なエッチングパーツがセットになった汎用エッチングパーツが各社より発売されています。これが1つ手元にあると、ディテールアップする際に入手する手間がなく便利です。

シートベルトの再現

続いてご紹介するのがシートベルトエッチングになります。プラモデルの内装で最も目に入るのがシートベルトの再現ではないでしょうか。

  • ペラっと貼ってあるデカールのシートベルト
  • バックルや肩パッドに厚みがあるエッチングのシートベルト

絶対にエッチングのシートベルトのほうがリアルですね。手軽に組みたいなら良いですが、リアルさを追求する場合、避けては通れない道だと思います。シートベルトを再現する場合、用意しなければならないパーツは下記の2つでしょうか。

  • 金具類(バックルや調整金具)
  • ベルト繊維

金具については量がたくさん入っていてより多くの座席数が作れたほうが良いですよね。僕個人的にアクステオン製のF1シートベルトセットが良いかなと思います。そのほかにも様々なメーカーが競合していますので自分の好みに合うメーカーのベルトを選ぶと良いでしょう。

ただしベルト繊維については代用するプラモデラーの方がかなり多いです。僕はニチバンの製本テープをはさみで切って使っています。おそらく1ロールあれば一生分のシートベルトが作成できるのではないかなと思います(笑) ベルトの色によって買い替える必要があるため、白色の製本テープを都度塗装するのがおすすめかと思います。

僕は高いものではないので赤色を購入して使用していますが。

リベットの再現

レーシングカーに付いているリベットは通常省略されがちですが、こだわって再現するとディテールアップになります。

こういう足元のディテール、見る人は見ていますから拘り抜いていきましょう。

パイピングの再現

パイピングの表現についても記載しておきます。レーシングカーのコックピットにはECUや電子機器を繋ぐ配線、エアジャッキ用のエアーケーブルなど様々な線が通っています。

パイピングの太さとしては、通常0.5mm程度の線を使用することが多いようですが、太さをバラバラにすることでレーシングカーの配線の無骨さが再現できると思います。

僕は0.4mmや0.65mm、また太い配線の場合は1mmを使うのがおすすめです。

  • https://amzn.to/3rp9plZ【モデルファクトリー ヒロ】 P901 パイピングコード 0.4φ
  • https://amzn.to/3oQGx45アドラーズネスト 極細リード線 直径0.4mm (黒&赤) 各2m プラモデル用素材 ANE-0233
  • https://amzn.to/3cXtqfj タミヤ ディテールアップパーツシリーズ No.76 パイピングケーブル 外径0.65mm ブラック プラモデル用パーツ 12676
  • https://amzn.to/370iJon タミヤ ディテールアップパーツシリーズ No.78 パイピングケーブル 外径1.0mm ブラック プラモデル用パーツ 12678

結束バンドもあります。配線を束ねるのは黒いコードや紐などでも良いですが高いものではないので結束バンドを購入しても良いかもしれません。

  • https://amzn.to/3aRJix7 モデルファクトリーヒロ 結束バンド ブラック 黒 0.6mm/0.7mm/0.8mm MFH P1087

LEDでヘッドライト再現

LEDを使用してヘッドライト・テールライトの点灯・消灯を再現したくありませんか?

「でもLEDを仕込むなんて電子回路の知識がいるんじゃないの…?俺には無理だよ…」と諦めないで。

僕にも電子回路の知識なんてありません。今はワンタッチでそういうことができる時代なんです。ハイキューパーツのワンタッチLEDシリーズ2を使えば5000円もあれば点灯させることが出来ますよ。

必要なのは下記の通りです。まずは

LED本体

  • https://amzn.to/2Z01Wh1 ハイキューパーツ ワンタッチLEDシリーズ2 配線済超小型LEDランプ ホワイト 2個入 プラモデル用パーツ LEDS-WHI
  • https://amzn.to/36FO2Vs ハイキューパーツ ワンタッチLEDシリーズ2 配線済超小型LEDランプ レッド 2個入 プラモデル用パーツ LEDS-RED

今はありませんが、電球色なんてラインナップも今後増えるそうですよ。ホワイトを買って光る部分にクリアオレンジを塗れば電球色を再現できますが、あるならあるに越したことはないですね。

そのほかに必要なものは、電力供給ボード・分岐ボード・USB延長ケーブルだけ。

電力供給ボード… これがUSB(micro-B)供給された電力をLEDに変換します。

  • https://amzn.to/3qb1tEK ハイキューパーツ ワンタッチLEDシリーズ2 MicroUSB (B) 電源供給ボード 1個入 プラモデル用パーツ BTBUSB

分岐ボード…これが電力を4つに分岐します。ヘッドライト2灯とテールライト2灯で計4灯です。

  • https://amzn.to/2MUe9RI ハイキューパーツ ワンタッチLEDシリーズ2 4分岐分岐ボード 常時点灯 (BTBUSB用) 1個入 プラモデル用パーツ EXB4-ET

USB延長ケーブル(micro-B)…これでプラモデルの車体の中から車外にケーブルを出します。

  • https://amzn.to/3p2gebj 変換名人 スマートフォン USB延長ケーブル データ転送 充電対応 microB オス – メス USBMC/CA90F

シャーシを加工した後、車体内にLEDと電源供給ボード、分岐ボード、USB延長ケーブルのオス側をなるべくコンパクトに収まるように仕込みます。

実際の繋ぎ方は、ハイキューのホームページの配線図「1~4灯の繋ぎ方(スイッチが要らない場合)」を参照してください。ほかにもスイッチを取り付けたり、10灯化することも可能ですので興味があれば調べてみてください。

https://hiqparts.info/wp-content/uploads/2019/08/OLED-lineup2.jpg

あとはボディを乗せて組み立てて、最後に車外に出したUSBのメス側とコンセントを繋ぐだけです。※スマホの充電と同じ要領ですね。

どうでしょうか。ヘッドライトの点灯、簡単ですからみなさんもやってみましょう。

ネオジウム磁石で取り外し可能を実現

続いては磁石の活用についてです。

プラモデルなのに何故磁石?とお思いの方がいるかもしれません。

こちらはネオジウム磁石といって小型の磁石です。小型と言っても非常に強力な磁石ですのでプラスチックのパーツなどがしっかり固定できます。

使用方法としましては、ラリーカーのライトポッドなど完成後にも付け外ししたい部品に仕込むと便利です。完成後もナイトステージとデイステージで仕様を変えることができるのは嬉しいですよね。

金属線でアンテナを再現

そして金属線です。

プラモデルを製作する中で何かと必要(というかあると便利)になるのが金属線です。

先に紹介済みですが0.5mmのピンバイス等と合わせればアンテナやエアジャッキ、リベットを再現することも可能です。リベットやアンテナがあるだけでかなり満足度が違います。

金属線を切断するには専用の金属線用ニッパーが必要です。折り曲げて金属疲労で折ると、縦の切断面が出来てしまい切断面が平面になりません。金属線ニッパーもあわせて必要です。

鑑賞

最後に完成したプラモデルをワックス掛けし、観賞用のケースに台座固定します。いわゆる完成後の保管方法についてですね。

僕の使っているものを紹介しますが、この辺りは好みで良いのではないでしょうか。こんなものもあるんだぁ程度で見ていただくと良いかもしれません。

プラモデル用ワックス

ワックスはタミヤのモデリングワックスがロングセラー商品で有名ではないでしょうか。

他にもUVカット(紫外線カット)するワックスもありまして、効果はわかりませんが面白い商品だと思います。直射日光は勿論、蛍光灯の下でも数年放置すれば、デカールの色が退色することは仲間内からの報告で確認済みですから。

退色すると元の色にはもう戻りませんので予防的な意味合いで必要かと。

ディスプレイケース、クリーニングブラシ

ディスプレイケースでしたらタミヤのディスプレイケースを皆さんよくお使いだと思います。あわせて入手しておきたいのが静電気除去タイプのクリーニングブラシです。これ非常におすすめです。毛並みがとても気持ちよくて埃もよくとれますし見た目も格好良くて大好きです。高いけど。

ダイソーに300円のケースもありますのでコスパ重視でしたらダイソーへどうぞ。Amazonのリンクは発見できませんでした。

台座固定用のネジ

最後に台座固定のためには固定用のネジが必要です。固定にはある程度の太さのあるネジが必要ですからM3規格がおすすめです。

使うとすれば下のようなネジでしょうか。ただし車の車高に合わせて10mmなのか12mmなのか15mmなのか見当が必要ですので注意してください。眺めの15mmを入手してワッシャーで調整するのが一番無難だと思います。

以上

長文を読んでくださりありがとうございました。

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